銀座のクラブについて

芸能人は本当に来店する?銀座の高級クラブの客層について

銀座の高級クラブには企業の社長などの富裕層が訪れる

銀座にあるクラブというだけで高級であることが伝わる…。それが今の銀座の持つブランド力ではありますが、では実際のところ、銀座の高級クラブにはどのようなお客様が訪れるのでしょうか。
ホステスとして働くことに興味があれば、お相手をするであろう人たちの立場や仕事などにも自然と興味が出てくるはずです。

企業の重役や社長、会長、幹部クラスが銀座の高級クラブによく訪れ、夜な夜なお酒を飲みながら遊んでいるというイメージを持つ人は多いでしょう。
クラブに関わったお仕事をしていない方でも、この程度の想像はできるはず。
これはその通りです。社長さんや会長さんをはじめ、大きな企業や成長著しい企業のトップや幹部が、銀座のクラブにはよく顔を出します。

当然、彼らはお金を持っています。そのお金を使おうと思ったら、キャバクラや銀座以外のクラブでは物足りず、最終的にはやはり銀座の高級クラブを選択するに至ることは、当たり前の流れなのかもしれません。

IT関係やゲーム会社などの社長はあまり来ない

成長著しい企業の社長さんや幹部などがお店に来ると言うと、特に今の若い世代などはIT関係やゲーム関係の企業を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
IT長者という言葉が生まれて久しいですし、最近ではスマホゲームを開発している企業も相当の利益を上げていると耳にします。

しかし、実際に銀座のクラブで働いている私の実感としては、そうした企業の人たちはあまりお店を訪れません。私の顧客の中にIT系の企業に勤めている人はいませんし、ゲーム会社関係者に至っては接客すらもしたことがないのです。

そうした人たちは、そもそもクラブで遊ぶという感覚がないのでしょう。あるいは、六本木などのキャバクラを主戦場としているのではないでしょうか。
少なくとも今のところは、銀座の高級クラブとは縁のない方々であることは間違いありません。

昔と客層が変化し、芸能人は意外に少ない?

銀座の高級クラブのお客様は、芸能人の方がとても多いという印象をお持ちの人もいるでしょう。しかし、私の知る限りでは、芸能人の方の来店はさほど頻繁ではありません。
ママやベテランホステスさんなどに話を聞くと、昔は確かに多くの俳優さんやミュージシャン、芸人さんなどが銀座のクラブにも出入りしていたそうです。しかし、今はめっきりと減ってしまったとのこと。

その理由は、芸能界でのトラブルが考えられるでしょう。未成年にお酒を飲ませたり、その未成年と関係を持ったり、あるいは飲酒運転や暴力行為など、近年の芸能界はトラブルが相次いでおり、しばしば世間を賑わしています。
昔はそれが一種の武勇伝のように語られることもあったようですが、今は時代が違います。
そうしたトラブルが芸能人のキャリアを終わらせてしまうことも少なくなく、事務所側にとっても大きなデメリットとなるため、銀座の高級クラブはもちろんのこと、夜のお店に出入りする芸能人が減ってしまっているのです。

昔とは客層が変わってきており、多くの人がイメージする客層や雰囲気は薄れつつあるのかもしれません。